ニュースリリースNews Release

　SGホールディングスグループにおいて、大型家具家電の設置輸送および移転を主軸に「輸送＋α」の付加価値を提供するSGムービング株式会社（本社：東京都江東区、代表取締役社長：角本高章、以下「SGムービング」）は、神奈川一の住環境企業を目指す株式会社建新（本社：神奈川県横須賀市、代表取締役：大口 隆弘、以下「建新」）と横浜市において廃棄物のリサイクル事業を展開する株式会社グーン（本社：神奈川県横浜市金沢区、代表：藤枝慎治、以下「グーン」）が開始した「環境活動に係るパートナーシップ※」において、CO2排出量の可視化と資源循環の促進に貢献するため、廃棄物一元管理システム「SG-ECOPE」の提供を開始しました。

　廃棄物の処理プロセス全体を管理するプラットフォーム「SG-ECOPE」は、これまで主に製造業において不要となった容器や製造過程で排出された産業廃棄物の管理に使用されていました。建築資材の再資源化において活用されるのは建設業界では初めてとなります。

建新は、住宅などの解体工事を株式会社ARTICAL（本社：神奈川県横須賀市、代表取締役：森直人、以下「ARTICAL」）に委託しています。これまで、ARTICALが行う解体工事によって発生した木材・プラスチックなどの建築資材は廃棄されていましたが、「環境活動に係るパートナーシップ」の締結により、グーンの鳥浜工場において再資源化の処理が行われることとなりました。複数の事業者が関わることによって、資材の量やそれらの処理によって発生した廃棄物の管理が煩雑になりますが、「SG-ECOPE」の導入によって、処理プロセス全体を一元管理することが可能となります。

※環境活動に係るパートナーシップ

建新とグーンが締結した、環境負荷を低減する取り組みを両社間で推進していくことを定めたもの

建築資材の再資源化のフロー

■「SG-ECOPE（SGエコープ）」について

　「SG-ECOPE」は、廃棄物の処理プロセス全体を管理するプラットフォームとして開発されたDXシステムで、2022年7月に販売を開始しています。収集運搬業者の選定を始め契約書管理、発注、トレース、マニフェスト交付など、排出企業の廃棄業務全般を一元管理できるほか、品目・事業場毎の排出実績を分析する機能を備えており、コンプライアンスの強化に加え、実務担当者の業務の省力化、最適化に大きく寄与しています。

　（「SG-ECOPE」関連リリース）

　https://www.sagawa-mov.co.jp/news/2022/0801/

SG-ECOPEのシステム概要

　SGムービングは、これからも動脈物流から静脈物流の流れを創り出すことにより、SGホールディングスグループ全体で持続可能な循環型社会の実現およびSDGsの目標達成に貢献してまいります。